東京五輪延期の場合、サッカーの年齢制限はどうなる?

新型コロナウイルスの影響で東京五輪の開催がピンチを迎えています。少なくとも予定通りの規模で開催される可能性は0%に近づきつつあります。世界のマーケットで株価が大暴落し、コロナウイルスの死者も多数出ている国があるなど、歯止めがかかりません。

現状を見れば、とても五輪開催なんかしている場合ではないというのは一目瞭然です。

予定通りの開催を目指すといまだに言い続けている安倍総理や小池東京都知事、森組織委員会会長なども予定通りの開催は無理だとわかっているはずです。もちろん水面下では協議しているはずですが、延期か中止を含めて日程調整など色々な各国、メディア、スポーツ大会、財政面、コロナウイルスの拡散状況などの複雑な事情が絡んできますので交渉範囲が多岐にわたることを考えると結論を短期に出すのは難しいのかと思います。

規模を大幅縮小、または無観客試合で強行的に予定通りの日程で行うという可能性もほぼなくなりつつあります。気になったのがサッカーU-23日本代表の今後の活動と年齢制限についてです。サッカーはW杯があるため、五輪は格下扱いで23歳以下という年齢条件があります。IOC側は年齢制限の撤廃を望んでいたのですがFIFA側がW杯の地位を維持するため許可しなかったという経緯があります。五輪はアマチュア選手しか出られない時期もあったのですが、プロ選手OKになったかわりにお互いの妥協点という形で23歳以下の選手に出場権を与えるという条件となりました。さらに五輪を少しでも盛り上げるためオーバーエイジの選手を3人までOKとなっています。

2022年に東京五輪が開催される場合、25歳まで出場可能?

例えば主将である中山雄太選手は現在23歳ですが、仮に東京五輪が2年延期されて2022年になったとすると、25歳になってしまいます。すると年齢制限にひっかかってしまい出場することができなくなります。これでは、該当する選手があまりにかわいそうです。

おそらく東京五輪延期の場合、IOCやFIFAなどと協議し年齢制限の規制を緩めると予想されます。1年延期して2021年開催の場合は24歳まで。さらに、2年延期し2022年開催の場合は25歳までとなるはずです。 2022年夏に東京五輪を延期する方向で動いているという記事を見ますが、2022年は北京五輪、東京五輪、サッカーW杯カタール大会と超ビッグイベントが目白押しとなります。

厳密なU-23ルールが適用されると東京五輪に出場できなくなる主な選手(2022年に延期の場合)

このまま2年延期となった場合、小川航基、堂安律、冨安健洋、中山雄太、上田綺世などチームのレギュラークラスの半分以上が年齢制限でオーバーエイジ以外での出場が不可能となってしまいます。

海外組は2022年開催の場合、東京五輪出場不可能か?

所属チームにとって、同じ年にW杯と五輪に両方選手を長期間持っていかれる可能性があります。W杯はA代表なので招集に応じる義務がありますが五輪チームから招集がかかっても拒否することが可能です。海外のチームに所属しレギュラークラスの選手はいずれにしても現在以上に東京五輪への出場が厳しくなりそうです。

オーバーエイジの選考にも影響はでる可能性

またオーバーエイジの選考にも多少の影響を与えるかもしれません。

例えば、出場を熱望していた本田選手は年齢をさらに2つ重ねて36歳になってしまいます。ずれ込むほど厳しさが増してくると言えそうです

有力候補の一人、吉田麻也選手もコンディション面での不安があります。